白河総合診療アカデミー 短期研修

白河総合診療アカデミーでは、短期研修を受け付けています。

所属研修カリキュラムの選択研修期間などを利用して、総合診療と臨床研究、両者の実践を目指す、革新的なプログラムを体験してみませんか!?

対象

初期/後期研修医

研修期間

3ヶ月(応相談)

待遇・福利厚生

無給ですが、研修中の宿舎は提供可能です。

見学希望の方は、お問い合わせフォームより下記について記載の上、ご連絡ください。担当者より折り返しご連絡差し上げます。

  • お名前
  • ご所属
  • 卒業年次
  • ご希望の日程(3ヶ月)
  • 宿泊手配の必要について
  • 見学の目的(初期/後期研修志望など)
  • 連絡先(メールアドレス、電話番号、住所)

研修カリキュラム

到達目標
1 実臨床にEBMを応用するために必要な臨床研究リテラシーを身につける。
2 日々の診療の中から疑問を見つけることができる。
3 疑問を解決するために必要な臨床研究の方法論について学ぶ。
1 実臨床におけるEBMの応用
1)適切な情報リソースの選択
  • 成書、二次文献、一次文献それぞれの違いについて知る。
  • 二次文献(UpToDate)を使用方法について学ぶ。
  • 二次文献から一次文献を当たる。
  • PubMedを利用し、一次文献を自分で検索する。
2)文献で得られた知識の臨床への応用
治療法
  • 目の前の患者さんに対して治療の選択肢とそのエビデンスについて述べることができる。
  • 患者さんと共に、その置かれた状況や価値観を踏まえて、適切な治療法を検討することができる。
診断
  • 目の前の患者さんに対して考えられる鑑別診断と、そのために検討される検査の操作特性(感度、特異度、陽性/陰性的中率)を述べることができる。
  • 患者さんと共に、その置かれた状況や価値観を踏まえて、適切な精査の方針を検討することができる。
2 疑問を見つける
1)疑問を見つける
  • 日々の診療、カンファレンスなどから疑問を抽出する。
  • 特に、診療中の指導医へのコンサルテーション、カンファレンスでのディスカッションにおいて、指導医の促しをきっかけに、疑問を抽出する。
2)疑問を整理する
以下の疑問の4つの型について分類し、それぞれの特徴を述べることができる。
  • 1. 病気や診療の実態を調べる研究
  • 2. 診断法を評価する研究
  • 3. 要因とアウトカムとの関係を調べる研究
  • 4. 治療・予防法の効果を調べる研究
3 現場の疑問を解決する手法を知る
1)現場の疑問を整理して仲間と共有する
  • 7つのステップ:疑問を解決する手順
  • 疑問の構造化:疑問の基本骨格を作る
  • 疑問のモデル化:疑問の要素の関係性を見える化する
2)情報(データ)の測り方
  • 原因・結果・第3の因子:基本骨格を構成する要素を選ぶ
  • 概念の変数化:概念を数えられる形にする
  • 存在・発生・効果の指標:変数を指標にする
3)疑問解決に必要な比較
  • 研究デザイン総論:比較するための型を選ぶ
  • 比較の質を落とす原因:比較する時の注意点
  • 情報(データ)のばらつき:ばらつきの原因を探る
4)臨床研究の基本的な型を理解する
  • コホート研究:観察研究の基本型
  • ケース・コントロール研究:観察研究の基本型
  • ランダム化比較試験:介入研究の基本型
5)比較の質を高める方法
  • 比較の質を高める(デザイン編)
6)臨床研究の実施前に行うこと
  • 先人に学ぶ:先行研究の整理法
7)研究計画を作成する
  • 研究デザインについて発表する
  • 構造化抄録を作成する

プログラム例

1ヶ月目 第1週 第2週 第3週 第4週
講 義 7つのステップ 疑問の構造化 疑問のモデル化 原因/結果/第3の因子
実 践 自身の疑問の提示 自身の疑問の構造化 実臨床におけるEBM 抄読会発表

2ヶ月目 第1週 第2週 第3週 第4週
講 義 概念の変数化 存在/発生/効果の指標 研究デザイン総論 比較の質
実 践 測定デザイン FIRM2NESS Conceptual model バイアス評価

3ヶ月目 第1週 第2週 第3週 第4週
講 義 情報のばらつき データの要約 検定と推定 平均値/割合の比較
実 践 発表/抄録準備 発表/抄録準備 リサーチカンファレンス発表 構造化抄録の作成/発表