日本臨床疫学会 第6回年次学術大会(WT4)
日時 | 2023年11月12日(日) |
---|---|
場所 | 日本橋ライフサイエンスビルディング, 日本橋ライフサイエンスハブ |
発表者 | 高田 俊彦 |
【講演】
スキルアップ!診断研究のデザイン戦略
【 講演概要 】
診断精度研究のデザインにおいて、特に重要なポイントとしてPatients(対象患者)、Index test (評価の対象となる検査)、Reference test(診断の有無を決定づける検査)の3つが挙げられる。それぞれのポイントについて理想的なデザインを用いようとすると、実診療との乖離が生じ、研究の実施可能性に問題が生じることがある。本ワークショップの目的は診断精度研究のデザインについて理解を深め、研究のための“理想”と診療における“現実”との間のバランスの取り方について学ぶことである。具体的には、すでに出版された論文を題材に、診断精度研究の報告ガイドラインであるSTARD 2015を参考にしながら各ポイントにおける問題点や、それによって派生しうるバイアスを抽出し、より良いデザインにするための方略についてグループワークを通じて学習する。