臨床と研究を「車の両輪」として質の高い医療を提供できる、広さと深さと発信力を備えた内科医・総合診療医を育てるための専攻医プログラムを用意しております。
臨床研修
白河総合診療アカデミーでは基幹研修施設として
2領域のプログラムを提供しています。
白河厚生総合病院・内科専門研修プログラム:総合内科コース
プログラムの特徴
白河厚生総合病院は福島県県南地域に位置し、県南医療圏の中核病院としての機能を果たしています。また、福島県県南と栃木県北部の2次救急を担っており救急を含めた症例が大変豊富です。医療圏の6割にあたる1日平均8台、年間約3,000件の救急搬送を受け入れています。
福島県県南医療圏の中心的な急性期病院であるとともに、地域の病診・病病連携の中核であります。一方で、地域に根ざす第一線の病院でもあり、common diseaseの経験はもちろん、複数の病態を持った患者の診療経験もでき、高次病院や地域病院との病病連携や診療所、在宅訪問診療施設との病診連携も経験できます。
内科には総合診療科、消化器内科、循環器内科、血液内科、糖尿病高血圧代謝内分泌の5診療科があり、呼吸器、腎臓、神経については、郡山市の病院で研修します。
募集専攻医5名に対し11名と指導医が多いため、充分な指導が受けられます。また、医師だけでなく職員全員が指導者であり、職員間のつながりが強く、病院全体で専攻医について考え指導します。
内科専門医を目指すコース(将来、病院総合医やサブスペ内科を目指す)
総合診療専門研修プログラム
プログラムの特徴
平成27年4月に開設された白河総合診療アカデミーを中心に専攻医の指導に当たります。
白河総合診療アカデミーは総合診療医養成センターとして開設しました。地域住民の健康長寿を達成するために必要な疾患予防の臨床研究を実践できる総合診療医を育成することを目的とし、より高いレベルの教育病院になるべく教育を充実させています。
当プログラムは、福島県内の施設だけでなく、日本の家庭医療教育施設として代表的医療機関の一つである北海道家庭医療学センターと連携しており、家庭医を志す専攻医にとって、将来のキャリアパスにおいて重要な経験になるものと考えています。
また、臨床のみならず、臨床研究まで実践できる総合診療医の育成に力を入れています。週に1度の研究日が確保され、臨床業務と並行して研究を行うことができます。