元アカデミーフェローの藤井先生が日野原賞を受賞しました！

日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で、昨年度までフェローとして在籍していた藤井先生が学術大会賞である日野原賞を受賞しました！！菌血症の診断における医師の予測の有用性について、既存の予測モデルと比較し、評価しました。医師の予測による菌血症の診断は、既存予測モデルと比較して過大評価の傾向があり、見逃しは少ないものの、過剰な血液培養の実施につながっている可能性があることを指摘しました。発表も質疑応答も立派にこなし、文句なしの受賞だと思います！！藤井先生、おめでとうございます！！

藤井先生からコメントをいただきました。

この度はこのような栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。高田先生をはじめ、数多くの先生方から丁寧にご指導をいただいた賜物と思います。本当にありがとうございました。この度受賞しました『菌血症の診断における医師の予測の有用性』の研究は専攻医2年時に計画を立てた大変思い入れのある研究です。当初はこのような内容で研究になるのか、不安になりました。しかしながら研究を実施する前にアカデミーのRPMで沢山の意見をいただいて、メンターの先生と共に綿密な研究計画を立て、方法論を突き詰めてから研究したこともあり、データを取得するときにはどのような結果が出るのか楽しみでした。研究を始める前に十分に研究デザインを練り上げたことが今回の受賞につながったのではないかと思います。アカデミーでは専攻医から臨床研究を学ぶ機会があり、フェローではさらに論文化まで深めることができます。私自身も早く今回の研究を論文化し、今後も継続して質の高い臨床研究ができればと思います。アカデミーでのご指導、誠にありがとうございました。