白河総合診療アカデミーの2015-2016年度の活動をまとめた2年のあゆみを10月に発刊しました。この度、ウェブサイトでも公開となりましたので、ぜひご覧ください!

 

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福島県立医科大学白河総合診療アカデミー 2年のあゆみ

 


以下に、早稲田大学名誉教授の加納貞彦先生よりいただきましたご書評を掲載させていただきます。

 

皆様がお書きになったものを読んで、心が熱くなるのを感じました。

 

菊地臣一先生のお書きになったものから、震災前から共同研究などで福原先生のグループと長らくおつきあいのあったことから、震災直後に、当時福島県立医大理事長兼学長であった菊地先生が、福原先生にアクセスし、福原先生がそれに応えて、「臨床医を招くには、ちゃんとした臨床研究ができる環境を整える必要がある」ということを核に計画を練られた状景が浮かび上がってきました。普通なら(医師のメンタリティに疎い人なら)、すぐ臨床医を呼ぶなら高額の報酬で、と短絡的に考えるところですが、臨床研究をできる環境を整えることを主眼にした計画を、菊地先生、さらに白河総合病院長の前原先生が、すぐにそれしかないと直感し、かつ、白河総合病院を経営する福島県厚生農業協同組合連合会の理事長の永瀬さんが即断即決したのは、すごいことだと感嘆し、心が熱くなりました。

 

福原先生が書いていた、「私の過去の経験から、大学病院や大型の高度専門病院の中に総合内科を作ることは失敗するリスクが高いため」というのは分かるような気がします。それは、先生ご自身がその後に書いておられるように、他の医師たちが、「1.自分たちよりも専門性が低い科として下に見る、などなど」の理由は、医学に限らず、専門家が陥りやすい欠点です。また福原先生が3人はマジックナンバーというのは、他の分野やプロジェクトに十分あてはまる「公理」だと思います。

 

2012年から構想を練り始め、2013年にキーパーソンに説得を始めてから、2015年に発足するまで、福原先生が良くあきらめずに粘り強く、このアカデミーの構想をお進めになり実現に漕ぎ付けたものだと、それが一番感心しました。まさに、先生は、「課題が困難であるほど燃えるタイプの変人」ですね。このことは、分野を越えてあらゆるプロジェクト、計画に通じることですね。先生のような「変人」が一人いると、それが核となって「時の運、人の縁」が動き出すのですね。その記録として、今回の冊子は、大変貴重なものだと思います。

 

そのような貴重な冊子をお送り下さり、まことにありがとうございました。

 

加納貞彦

工学博士(東京大学)

早稲田大学 名誉教授

英国エジンバラ大学 客員教授

群馬大学医学部講師(非常勤)

早稲田大学平和学研究所 招聘研究員

認定NPO法人健康医療評価研究機構(iHope) 学術諮問委員

認定NPO法人 BHNテレコム支援協議会 理事

一般社団法人 情報通信技術委員会(TTC)顧問

米国電子通信学会(IEEE) Maxwell Medal Committeee Chair

米国電子通信学会フェロー IEEE Fellow

日本電子情報通信学会フェロー IEICE Fellow

「地域の医療と健康を考える会(略称 GHWの会)相談役

早稲田大学YMCA評議員

バイリンガルで聖書を読む会(早稲田奉仕園・早稲田大学YMCA共催)

国立(くにたち)聖書研究会